ニューヨーク・スタインウェイの響きを感じて
ニューヨーク・スタインウェイの響きを感じて
2018年2月18日 タカギクラヴィア 松濤サロン(渋谷区松濤)にて『音楽体験レッスン』を開催しました。渋谷駅から徒歩10分弱。一面ガラス張りの日当たりのよい明るい会場です。
ここで、ピアノ科では毎年3月の発表会を控えたこの時期に「銘器ピアノを弾く&聴く会」と称して、発表会の演目を弾く会を催してきました。この『音楽体験レッスン』をすることには大きな意味があります。
それは、、、、
発表会で使用するピアノを弾く!
石川雅子ミュージックアカデミー発表会で使用するピアノは、タカギクラヴィア(株)所有の1923年製ニューヨークスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノ、そのものなのです。
発表会の前々日に、会場である船堀タワーホール小ホールに搬入します。
ピアノ科の出演者は、この貴重なピアノを演奏することになりますし、弦科、声楽科の出演者はこのピアノの音色をバックに演奏できるわけです。
『本物の楽器を弾く・本物の音楽を聴く』ことを大切にする石川雅子ミュージックアカデミーだからこその、取り組みなのです。
1923年(日本でいえば大正時代)に作られたスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノは、言うまでもなく、一点物の傑作です。
本番の1ヶ月半前に、発表会で使用するスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノを、弾いておくことは大切なことです。
教室や自宅とは広さが違う、このサロン空間での音の響きの違いを感じ取って欲しいと思います。
カーネギーホール(ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウンにあるコンサートホール)にあった、このスタインウェイ・フルコンサートグランドピアノは、弾くうちに、音が変化する底知れない恐ろしさを秘めているのです。その『そら恐ろしさ』肌で感じとることが「銘器ピアノを弾く&聴く会」の最大の目的です。
「そら恐ろしい」とはいうものの、明るく、チャーミングな一面を持った、スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノです。
皆さんが、それぞれの演目で、その曲の特徴をどうやったら音にできるか、そのコツの伝授ができて良かったです。《石川雅子》
演奏者の方、親御さんからの感想を頂きましたので紹介します。
♡子どもさんから
緊張しました。発表会はもっと上手に弾きたいです。みんななが上手なので私もピアノが上手になりたいです。
全部暗譜で演奏できて嬉しかったし、楽しかったです。発表会では、今日間違えたところをきれいに楽しく演奏したいです。
いろんな曲が聴けて楽しかったです。
同じピアノ科のMちゃんも来ていて嬉しかったです。ほかの子の演奏も聴けたらもっと嬉しいです。
☆大人の方から
発表会での演奏も含めると今日のスタインウェイとは長いお付き合いなのですが、いつもドキドキしながら音と対話をしているうちに演奏を終えます。響きが他のピアノと全く違います。毎回違います。雅子先生のレッスンでの「音を遠くへ」「鍵盤の中へ」「響板を響かせて」とのアドバイスを思い出しながら弾きますが、届いていたでしょうか。
2週間後のピアノ科練習会までには完成度を高め、来月の発表会を楽しみたいです。(次回ピアノ科練習会は3月3日)
オリンピックの選手のインタビュー同様、今、このピアノを演奏できることの幸せを感じています。
人前で演奏したり、慣れていないピアノで演奏すると、苦手な箇所が、より乱れてしまうので、発表会までに、指の運びを丁寧にできるよう修正して「歌うように」演奏できるようにしたいです。
演奏者によりピアノの響き、音が変化するのを感じ、引き込まれました。
自宅のピアノと全くタッチも音色もペダルの感触も異なるため、発表会で演奏することになる、スタインウェイ・フルコンサートグランドピアノで事前に確認できることは良いと思います。
皆さんの演奏では、教室の練習会(1月の弾き初め会)よりも自分の曲にしているなあと感じました。忙しい中、練習に日々励んでいる姿がよくわかります。皆さんから刺激をもらいました。
自宅での練習とはペダルタッチ等も違うようなのでいい経験かと思います。発表会ではもう少し上達をしているといいです。タカギクラヴィア松濤サロンでの演奏会をすることは、お教室のピアノと違うので、発表会前のイヴェントとしてまた参加したいと思います。
今日は時間がなくてできなかったのですが、次回は、演奏者のみなさんの、演奏後の感想や意見を聞きたいと思います。
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