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【新イヴェント】ピアノトリオコンサートとコンチェルト体験会

石川雅子ミュージックアカデミーでは、昨年同様にjcom浦安音楽ホールで新イヴェントが開催されました。

[box01 title=”イヴェント内容”]開催日:2023年10月1日(日)
会場:jcom浦安音楽ホール Aスタジオ
午前:ピアノトリオコンサート
午後:コンチェルト体験会[/box01]

今回は当教室の新たな音楽体験レッスンとして、ピアノトリオコンサートとコンチェルト体験会を実施。その様子を紹介していきます。

目次

ピアノトリオ出演者DHさんのインタビュー

Vn: 田野口講師/Vc: 朴講師/Df. DHさん

今回は2つのイヴェントを同日開催し、生徒さんにとっては非日常的であり、より深く音楽に向き合う濃密な1日になったのではないでしょうか。

せっかくなので、ピアノトリオで「世界の約束」を演奏された、ピアノ科生徒 DHさんに感想を聞いてみました!

当教室:今回は初のピアノトリオでしたね。体験してみていかがでしたか?

DHさん:まず、自分の音が普段より際立ち、ハッキリ聞こえました。なので、一人演奏では気にならなかった音の強弱やテンポ感、クセなどに気づき、それを改善しながら相手の音に合わせる、という貴重な体験になりました。

当教室:特に、音の強弱表現を意識されていたと思います。

DHさん:そうですね。今回は映画の挿入曲なので、その世界観を表現できるようタッチの強度響かせ方を重点的にレッスンいただきました。

当教室:ピアノが変わっても再現できましたか?

DHさん:なんとか…笑。自宅(YAMAHA 電子ピアノ)、教室(ベーゼンドルファー)、本番(YAMAHAグランド)で種類が異なるため最初は不安でした。でも、レッスンで習得した奏法のおかげで、ピアノの機種が変わっても納得のいく演奏ができました。

当教室:他にはどんな気づきがありましたか?

DHさん:本番当日は緊張で指の震えが止まらず、何箇所か音を外しました(汗

当教室:程度は違えど、本番は緊張しますよね…笑

DHさん:だからと言って、共演してくださっている先生方が手を止めてくれる、なんてわけはなく笑…なので、間違えてもその場は気にせず、次の音から立て直すことに集中する、という感覚が身につきました。

当教室:ピアノトリオで多くの発見があったんですね!

DHさん:はい、出演できて良かったです!また次回も参加したいと思います。

ハウルの動く城 挿入曲
木村弓「世界の約束」

緊張気味ですが、なんとか弾ききったとご本人も安堵の様子でした。

聴きに来た元生徒COさんはDHさんのトリオに感動して、演奏後「ぜひ、連弾で共演したい」との声がありました!

1つの演奏をとっても、成長の糧となる要素がいくつも眠っています。当教室のレッスンでは、楽譜だけでは読み取れない「音の出し方」「フォーム」「表現方法」などを個々のスキル感に合わせてお伝えしています。

音楽歴20年以上の講師からレッスンを受け、発表会だけではなく様々な音楽体験レッスンに参加できるのは、当教室ならではです。

来年以降も開催予定ですので、興味のある方はぜひ無料体験レッスンをご覧ください。

生徒さんのピアノトリオ風景

今回、ピアノ科生徒さん複数名が参加し、小さなお子さんから大人の方まで練習の成果を思う存分披露いただきました。

以下、ピアノトリオ コンサートのプログラムです。

[box01 title=”生徒演奏”]・ちょうちょう
・アラベスク
・天使の声
・すなおな心
・狩り
・チューリップ
・牧歌
・メヌエット ト長調
・世界の約束[/box01]

[box02 title=”講師演奏”]・5つの小品 I II V/ショスタコーヴィチ
・ウィーン風小行進曲/クライスラー[/box02]

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生徒さん参加型のコンチェルト体験会

2つ目のイヴェント「コンチェルト体験会」は石川雅子ミュージックアカデミー初の試み。講師に加え、賛助の方々にも以下のように協力いただきました。

ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート2本でオーケストラの部分を伴奏していただき、生徒さんがソリスト体験をするという企画。

今回、ソリストはピアノ、フルート、ヴィオラの方々が体験しました。

音大に通っていても、なかなか出来ない体験ですが、アカデミーの特色を生かし、先生方の協力も得ながら希望する全ての生徒さんに機会を提供できました。

生徒さんへのお声がけする段階では、「そんなもの弾けません‼️」と皆さん仰っていましたが、「体験会なので全て弾けていなくても大丈夫です!1ページしか弾けなくても管弦楽団との共演体験を是非してほしいです!」とお声がけし、実現できました。

ピアノ課題曲の選曲は、なんと1年前でした…!

きっと、新境地を拓くような特別な体験会になったと思います。

ピアノ協奏曲第4番/モーツァルト

今回、ピアノ科はモーツァルトのピアノ協奏曲第4番を課題曲として体験会を行いました。フルートが2本入る豪華な編成です。ピアノ科の方々にとっては、他の楽器の方に伴奏してもらうこと自体が初体験でした。

フルートはモーツァルトのフルート協奏曲、ヴィオラはテレマンのヴィオラ協奏曲を体験しました。

体験会をやってみて

初めは恐れ多いと言っていた方々も、「やってみたら楽しくてハマるのもわかります!」などの声をいただき、企画して良かったと心から思える会となりました。

今回のコンチェルト体験会は、伴奏でプロの奏者を何名も必要とするイヴェントで、「本当に実現可能なのか?」「ここまでしてやる必要あるのか?」など、議論もありましたが、予想を上回る充実した会となり、生徒はもちろんですが、講師にとっても大変勉強になりました。

大勢の協力が必要な会なので運営も大変ですが、他ではできない音楽体験をアカデミーの生徒さんたちには多くしてもらいたいです。

まとめ

石川雅子ミュージックアカデミーでは個人レッスンだけでなく、他の楽器とアンサンブルできる機会を積極的に設けています。
アンサンブルでレッスンを受けられる室内楽コースもございます!

今後も生徒さんの音楽的な成長を促進する、貴重な学びの場として提供していきたいと思っています。
今回ご協力いただいた講師。賛助の方々に感謝申し上げます。

[box05 title=”雅子先生の感想”]コンチェルトの体験会終えて

昨年度からアカデミーに吹き出したコンチェルトの風は、今年度は講師ばかりでなく生徒をも巻き込みました。
ピアノ科はモーツァルトのコンチェルト第4番の第1楽章2名、第2楽章3名が室内楽団と共演しました。
9月9日に教室の2台のベーゼンドルファーで合わせる会をステップとして踏みました。そのおかげもあり、初挑戦とは思えない出来映えとなりました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルートからの音が重なり合って聞こえてくるのと一緒に弾いて曲にしていくことは、緊張の中にも喜びのある体験だったことでしょう。
ソリストはフルートやヴィオラでの参加者がいて、聴いていても興味をそそられました。個人的には、ショパンピアノコンチェルト第1番 第2楽章を弾けて嬉しかったです。

長い夏が終わり、芸術の秋が始まった感じがしました。
また、是非やりましょう![/box05]

[box05 title=”田野口先生の感想”]ピアノトリオコンサート

これまでも発表会やファミリーアンサンブルコンサートでピアノトリオに取り組むことはありましたが、ピアノトリオのみのコンサートは今回が初めてでした。
本番当日は2人の生徒さんがご都合が悪くなり出演することができませんでしたが、9人の生徒さんがピアノトリオに挑戦しました。

事前の合わせで、「始める前にお互いに顔を見ようね」「休符の後で弾き始める時はヴァイオリンを見て」「終わりはヴァイオリンの弓の動きと一緒に鍵盤から手を上げよう」等々、ソロの演奏をする時とは違う、みんなで曲を作り上げて行く練習をしました。
本番では、生徒さん皆、練習の成果を発揮されていました。
トリオは3人のソリストの集まり(^^)
生徒さんも1人のソリストとして頑張っていました。

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[box05 title=”元生徒・COさんの感想”]ピアノトリオコンサート

今回ピアノと弦楽科講師の先生方とのトリオを拝聴し、優雅な時間を共有できた事を嬉しく思いました。先生方はピアノ奏者お一人おひとりに寄り添いながら曲を盛り上げ、ピアノも信頼関係の中で呼応していく姿がとても眩しく、気づけば羨望の眼差しで見ておりました。私が教室に在籍していた頃もアンサンブルを体験できる機会を多く設けていただき、今となっては本当に貴重な機会だったと思います。

教室初のコンチェルト体験会

ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロにフルート二本の華やかさとコントラバスの重厚さも加わった贅沢な編成で、ピアノ科・管弦楽科を有するミュージックアカデミーならではの醍醐味を感じさせる体験会でした。同じ楽章を順次演奏する構成は奏者の個性が出てとても面白かったですし、演奏後すぐに講評があり、その場でより良い演奏に変わっていく様子は大変感動的でした。参加されたフルートの生徒さんから特に難儀した箇所や少しずつでも楽しみながら上達していきたいお気持ちを聞かせていただき、心から音楽を楽しむお姿が印象的でした。

開講40周年記念パーティーにも参加させていただき、ピアノ科の先生方によるショパン・ピアノ協奏曲リレーも聴き応えがありましたが、今回の講師演奏もとても素晴らしく、新たな曲との出逢いもありました。個人的には幼少期からお世話になり聴き慣れていた(いつも“当たり前に”演奏を聴かせてくださった)雅子先生と田野口先生の演奏も、私自身が年を重ねたせいか子どもの頃には気づかなかった新たな発見がありました。教室全体で進化していく様子を目の当たりにし、私も初心を忘れず練習を続けようと今後の励みにもなりました。ありがとうございました。(元ピアノ科・フルート科生徒)

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