お知らせ

銘器ピアノを弾く&聴く会|アンティークピアノの息吹に触れて

世界の銘器ピアノを求めて向かう場所。

それが、渋谷にあるタカギクラヴィア松濤サロンになります。

9月24日に開催された「第14回 銘器ピアノを弾く&聴く会」では、新入会の生徒さんも参加され賑やかな会が進行していきました。

まずはプロフィールと会の様子からどうぞ!

プログラム 第1部

1、健太君
・アラベスク/ブルグミュラー
・「ユーゲントアルバム」より はじめての悲しみ、勇ましい騎士/シューマン
・ライオンの行進曲/サン=サーンス

2、百華ちゃん
・トルコ行進曲/ベートーヴェン

3、龍亜君(雅子先生と連弾)
・魔王/シューベルト

4、哲司さん(雅子先生と連弾)
・「ユーゲントアルバム」より小曲/シューマン

5、直美さん
・”ああ、お母様にいいましょう”の主題による12の変奏曲/モーツァルト

講師演奏:雅子先生
・幻想即興曲/ショパン

プログラム 第2部

6、未知留さん
・「ユーゲントアルバム」よりメロディー/シューマン
・「キャッツ」よりメモリー/アンドリュー・ロイド・ウェーバー
・ポロネーズ ト短調/ショパン

7、山田さん
・「無言歌集」よりヴェニスの舟歌/メンデルスゾーン

8、青柳さん
・ピアノソナタ「悲愴」より第2楽章/ベートーヴェン

9、種岡さん
・ピアノソナタ「告別」より第2楽章、第3楽章(途中まで)/ベートーヴェン

10、Tさん
・主よ、人の望みの喜びよ/バッハ
・献呈/シューマン=リスト

11、鶴間さん
・子供の情景/シューマン

講師演奏:雅子先生
・「クライスレリアーナ」より第1番、他/シューマン

※感想タイム

野田先生からの感想

健太君

▶︎なめらかなレガートと歯切れの良いスタッカート、アクセント等、奏法にメリハリがありました。
また、明るさや悲しさなど、曲の雰囲気を補助ペダルを使いながら上手に表現していました。
ライオンの大行進では、力強く堂々とアンティークピアノを弾きこなしていました。

百華ちゃん

▶︎優しく、チャーミングなトルコ行進曲に仕上がりました。
やわらかい音出し、特にPの出し方がとても綺麗でした!

龍亜君

▶︎魔王への恐怖感=心臓の鼓動を絶え間ないリズミカルな3連符で演奏し、緊迫感がよく伝わってきました。
ダイナミックに和音の移り変わりを表現し、雅子先生のサポートで難しい歌曲の伴奏に最後まで見事に弾き通しました。

哲司さん

▶︎初めての公開演奏会は、シューマンの“小曲”でデビューしました。緊張の中、雅子先生の伴奏に乗せて、綺麗なレガートでしっかりと演奏できました。

直美さん

▶︎ピアノを弾くのは20数年ぶりで、挑戦された曲は“きらきら星変奏曲”でした。
力強いはっきりとした音で難しい曲を弾き通しました。
これからも練習を続けてください!

雅子先生の演奏

▶︎弾き慣れたアンティークピアノはPPからFFまでサロン内をよく響き渡り、ピアノが伸びる音で歌っていました。

生徒さんの感想

未知留さん

リハーサルでは気楽でしたが、本番を弾いているうちに「私、緊張しているみたい…」と感じました。

今夏、ご主人がピアノの受講を希望された際に付き添いで来られ、その際に未知留さんも便乗という形で8月から「お試し期間受講」をスタート。
小学生の頃、ピアノを習っていた下地をお持ちなので、すぐに鍵盤の感覚を取り戻される姿も。


# シューマン 「ユーゲントアルバム」よりメロディー
▶︎両手のバランスも良く、落ち着いて歌うように弾くことができました。


# ショパン ポロネーズ e-moll
▶︎短調のテーマとトリオの明るさを弾き分けられました。


# 「キャッツ」よりメモリー
▶︎大好きな曲をソロ演奏できて良かったです。

山田さん

# メンデルスゾーン 「無言歌集」よりベニスの舟歌
▶︎アンティークピアノの含みのある温室で、情景が浮かんできました。
感想タイムでも「いい音で奏でられていました」、「低音が素敵でした」との声もいただけて良かったです。

青柳さん

# ベートヴェン ピアノソナタ「悲愴」第2楽章
▶︎リハーサルは弾きましたが、本番は少々準備が行き届かなかったこともあり、今回は雅子先生に弾いていただきました(笑)突然の指名でしたが、先生も思いがけず演奏できた為か満足そうな様子でした。

種岡さん

# ベートーヴェン ピアノソナタ「告別」第2楽章、第3楽章(途中まで)
▶︎先日、ミュラー先生にご指導いただいた曲。
秋の気配を感じ始めた昨今、ベートーヴェンの深い心に触れられて幸せでした。

Tさん

# バッハ 「主よ、人の望みの喜びよ」
▶︎都会で歌い継がれてきたコラールが入った曲。
ソプラノやテノールの高さで出てくるコラールを聴き手に聞こえるように弾くことが大変でした。
仕事で多忙な中ではありましたが、バッハの調べに心を置けて、心のバランスが保てました。


# シューマン=リスト「献呈」
▶︎昨年、この曲を教室イヴェントの”アンティークピアノの旅”で種岡さんが弾かれた曲で、とても魅力を感じました。
今年は、10月15日の”アンティークピアノの旅Ⅱ”で自分が弾いてみようと思うっています。
今回はまだ未完成でしたが、3週間後には完成に近づけるよう引き続き練習していきます。

鶴間さん

# シューマン 「子供の情景」
▶︎全13曲を通して演奏しました。
弾けば弾くほど課題を見つけられる曲で、これからも弾き込んで表現を深めていきたいです。

雅子先生の感想

# シューマン 「クライスレリアーナ」より第1章
▶︎こちらは、大失敗でした。
鶴間さんのトロイメライで、完全に眠気モードに入り、寝ぼけてまなこのまま弾いてしまいました(笑)

今回は新しい生徒さんの参加もあり、レッスン三昧の日でした。
その甲斐あって生徒一人一人の個性的な演奏や音色を聴くことができました。
夏の暑さにも台風にも負けず、皆さんよく頑張りました。

銘器を弾く&聴く会を続けられて幸せです。

次回は、2018年2月18日(日)に開催予定になりますので、ご興味のある方は是非、聴きに来てください!